2022.07.08

「Green UNDER GROUND」、はじまります。

駒沢大学

田園都市線地下区間はかつて「新玉川線」と呼ばれていました。これまで40年以上、多摩田園都市の都心アクセスルートとしてご利用いただいています。

当時、東急電鉄初の地下駅として開通したこの区間は、ステンレス車両や各駅で異なるステーションカラーの導入、駅冷房等を考慮した駅づくりなど、先進的な地下鉄でした。

このたび、5つの駅のリニューアル「Green UNDER GROUND」がはじまります。

古くなった設備や内装だけではなく、サービスや機能に至るまで、新しい時代にふさわしい駅にリニューアルします。 例えば、この5駅を使うことが、なにげない環境活動に繋がっていたり、それぞれのまちのキラリと光る個性を感じることができたりと、様々なワクワクがちりばめられます。

写真:東急電鉄初の地下駅として開通した当時

「Green UNDER GROUND」とは

田園都市線の路線カラーでもある「Green」に、「快適・安心」、「スムーズ」、「クリーン・サステナブル」、「親しみが生まれる」、「新しさがある」など、私たちが目指す、さまざまな想いを込めました。
開業後40年以上が経過した田園都市線の地下区間5駅を、今まで以上に心地良く、ワクワクする体験のできる空間に生まれ変わらせます。

ロゴ&路線図:Green Under Ground対象駅

第1弾 駒沢大学駅リニューアル(2021年7月30日工事スタート)

駒沢大学駅のリニューアルコンセプトは「UNDER THE PARK」。

地域の憩いの場である都立駒沢オリンピック公園の最寄り駅として、心地よくワクワクする公園のように、駒沢公園が持つ「GREEN」や「WELL-BEING」のイメージを継承した空間の創出を目指します。

駒沢大学駅リニューアルでは、ステーションカラーでもある緑色の壁面タイルや、床材などの既存材を最大限活かした計画とし、廃棄物削減に取り組みます。また、空調設備改修では、コミッショニング※1の導入や、CBM※2の推進による効率的な運用を行います。これらの脱炭素・循環型社会の実現に向けた施策により、改修後のCO2排出量を年間約260t-CO2削減します。

東口・西口に接続するビルや駅構内では、お客さまの利便性向上と、街の魅力を活かした駅機能・サービスを導入します。 また、駅設備・内外装の改修や、旅客トイレのリニューアルではベビーカーと一緒に入れる個室の整備、および西口側へはエレベーターを、駅ビルや駅構内には店舗を新設します。

CGパース: 駒沢大学駅リニューアルイメージ
▲ 駒沢大学駅リニューアルイメージ(左:コンコース、右:ホーム)

※1 コミッショニング・・・建築物の設計・施工・運用の各段階において、建物オーナーが求めるCO2排出量の削減等の建築設備性能を確実に発揮するよう、確認・検証・適正化するプロセス

※2 CBM(Condition Based Maintenance)・・・設備を常時監視し、故障の兆候が見られた時点で修理・更新する仕組み

“ワクワク”する駅を目指して、これから新たな挑戦を行っていきます!

■駒沢大学駅リニューアル工事 計画概要

事業主体 東急電鉄株式会社
建物名称 田園都市線駒沢大学駅・駒沢大学駅東口ビル・駒沢大学駅西口ビル
所在地 東京都世田谷区上馬4-3 ほか
工事内容 駅設備・内外装・旅客トイレの改修、エレベーター新設 など
設計・デザイン 東急電鉄一級建築士事務所・株式会社交建設計・UDS株式会社
コミッショニング NPO法人 建築設備コミッショニング協会
着工 2021年7月30日(金)
竣工 2024年夏(予定)

 

Green UNDER GROUNのサイトはこちら
https://ii.tokyu.co.jp/grows/gug