外観は、大きな木に茂る重なり合う葉をイメージ。駒沢大学駅東口ビルに出現した、くつろぎの空間。
今年8月には、東口出入口につながるビルの1・2階に、耐震工事を終えたドトールコーヒーショップもリニューアルオープンしました。駅同様、「UNDER THE PARK」をデザインに取り入れた、駒沢大学駅ならではの店舗と聞いて、早速チェック!
ビルの外観は、緑をベースにしたタイル貼り。地下から伸びる木に繁る葉をイメージし、不規則に並べた4色のタイルで、葉の重なりを表現しています。店内に入ると、ビビッドで賑やかなインテリアの1階で、ひときわ存在感を放つ緑色の鉄骨が。耐震補強の構造材を壁で隠さず、そのまま配置することで、空間の広がりを感じさせ、緑のカラーリングはまるで公園の遊具のような趣です。その奥には電源とUSBが付いた一人用のブース席が7席。この席はきっと、リモートワークや学生の勉強スペースとして、人気を集めるに違いありません。
2階は木材をふんだんに取り入れた、落ち着きのある空間が広がります。
電車のシートのようなブルーの座席や、車窓のように切り取られた窓、おしゃべりに花が咲きそうなベンチシートまで、くつろぎたくなるような居心地の良さ! ドリンクやフードを味わいながら、壁に飾られたアートや観葉植物を眺めて過ごせば、リラックスできること必至です。
エントランスのテラスには、旧池上駅木造駅舎の古材を使用したベンチもあり、その日の気分にあわせて雰囲気の違うさまざまな席を使い分けられるのも魅力的。
さらにこの店舗では、ドトールコーヒーショップ初、マイボトル持参でドリンク割引のサービスもスタート。香り豊かなコーヒーをボトルに入れて公園でひと息、なんて過ごし方も素敵です。
駒沢大学駅前店限定販売のタンブラーも可愛いので要チェックです。
ここを行き交うすべての人々が、ほっとしたり、ワクワクできる空間を目指して
東口ビルだけでなく、さらに来年は、西口に2つのビルが誕生します。駅出入口となるビルは、1〜2階が店舗に。もう一つの地下2階地上4階建てのビルは、改札階とエレベーターでつながり、こちらは地下1階から地上2階までの各フロアに、店舗が入居する予定とのこと。どちらのビルも東口ビルと同様、木の葉をイメージした建物になるそう。地下コンコースにも、店舗が新設される予定です。
「田園都市線は混み合う路線。息の詰まる場面もあると思うので、駅に降り立ったり、地上に上がった瞬間に、ほっとひと息つけるような、そんな場所でありたい」と大野駅長。
鳥が木の枝で羽を休めるように、ここを行き交う人々がほっとしたり、元気になったり。そこから飛び立つ瞬間のような、ワクワクした気持ちにもなれる場所。「UNDER THE PARK」には、そんな大きな木のような存在でありたいという思いが込められています。
そこにどんなワクワクが待っているのかは、今はまだヒミツです。でも、せっかくだからちょっとだけ。
地下の駅は、暗くて汚い、暑い、風が強いといったネガティブなイメージを持たれがち。
そんなネガティブなイメージを、ポジティブに変換できるような、新たな取り組みにチャレンジしていきます。
駒沢大学駅は、「Green UNDER GROUND」でリニューアルされる5つの駅の、ちょうど真ん中に位置しています。ここはGUGのスタート地点。新たに生まれた1本の木は、やがてさらに大きく根を張り、葉を茂らせてまちを彩りながら、次のまち・次の駅へとその枝を伸ばしていくはずです。
駒沢大学駅の本格的なバージョンアップまでは、もう少しお待ちくださいね。
Green UNDER GROUNのサイトはこちら
https://ii.tokyu.co.jp/grows/gug