第1弾 駒沢大学駅リニューアルが7月30日(金)着工します。
田園都市線5駅リニューアルプロジェクト コンセプト
「Green UNDER GROUND」とは
田園都市線の路線カラーでもある「Green」には、「快適・安心」、「スムーズ」、「クリーン・サステナブル」、「親しみが生まれる」、「新しさがある」など、さまざまな想いが込められています。開業後40年以上が経過した田園都市線の地下区間5駅を、今まで以上に心地良く、ワクワクする体験のできる空間に生まれ変わらせます。
田園都市線地下区間5駅概要
駒沢大学駅を含む田園都市線地下区間の5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)は、当社初の地下鉄である「新玉川線」として1977年に開業しました。新玉川線は、ステンレス車両や、各駅で異なるステーションカラーの導入、駅冷房等を考慮した駅づくりなど、当時としては先進的な地下鉄でした。
第1弾 駒沢大学駅リニューアル
リニューアルコンセプト 「UNDER THE PARK」
地域の憩いの場である都立駒沢オリンピック公園の最寄り駅として、公園とともにあるライフスタイルをイメージするデザインを取り入れ、広がりを感じられる空間を創出します。また、東口・西口に接続するビルや駅構内では、お客さまの利便性向上と、街の魅力を活かした駅機能・サービスの導入により、地域に開かれた新たな駅のあり方の実現を目指します。
※駒沢大学駅リニューアルイメージ
主な取り組み
〇駅設備・内外装の改修
〇旅客トイレのリニューアルではベビーカーと一緒に入れる個室の整備
〇西側へのエレベーター新設によるバリアフリーの一層の拡充
脱炭素・循環型社会の実現に向けて
駒沢大学駅のステーションカラーでもある緑色の壁面タイルや、床材などの既存材を最大限活かした計画とし、廃棄物削減に取り組みます。また、空調設備改修では、コミッショニングの導入や、CBMの推進による効率的な運用を行います。これらの脱炭素・循環型社会の実現に向けた施策により、改修後のCO2排出量を年間約260t-CO2削減します。
〇既存仕上げ材を活かしたデザイン
壁面のタイルや床材など、既存材を最大限活かしたデザインとすることで廃棄物を削減します。
〇コミッショニング
コミッショニングを導入し、当社が目指すCO2排出量削減等の建築設備性能が確実に発揮されるように駅空調設備の改修を行い、脱炭素・循環型社会の実現に貢献します。
〇CBМの推進
センシング技術などを活用し、保守業務の改善や運転効率化を行う体制づくりによってCO2排出量の削減を実現します。
新・中期事業戦略~3つの変革・4つの価値~に向けた取り組み
「Green UNDER GROUND」は新・中期事業戦略に掲げる3つの変革・4つの価値の実現を目指します。
■駒沢大学駅リニューアル工事 計画概要
○事業主体 東急電鉄株式会社
○建物名称 田園都市線駒沢大学駅・駒沢大学駅東口ビル・駒沢大学駅西口ビル
○所在地 東京都世田谷区上馬4-3 ほか
○工事内容 駅設備・内外装・旅客トイレの改修、エレベーター新設 など
○設計・デザイン 東急電鉄一級建築士事務所・株式会社交建設計・UDS株式会社
○コミッショニング NPO法人 建築設備コミッショニング協会
○着工予定 2021年7月30日(金)
○竣工予定 2024年夏
■参考
1.田園都市線地下区間5駅リニューアル コンセプトプランナー
「スターパイロッツ 三浦丈典」(http://starpilots.jp/)
大小さまざまな建築物の設計のみならず、日本各地のまちづくり、自治体の都市経営戦略サポートを行いながら、自らシェアオフィスやスタジオの経営も行うなど、多岐にわたる業務に取り組んでいます。
「ONE INC. 富田光浩」(http://www.one-inc.info/)
商品企画から、ブランディング、パッケージデザイン、エディトリアル、広告、地方のプロジェクトなど、小さな仕事から大きな仕事までを幅広く。これまでの仕事に、MOS BURGER、ワコール、UCC、味の素、三菱地所 など。
2.田園都市線地下区間5駅リニューアル UXデザイン
「日建設計」(https://www.nikken.jp/ja/)
建築の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行うプロフェッショナル・サービス・ファームです。
3.駒沢大学駅リニューアル工事 設計者
「交建設計」(https://www.koken-archi.co.jp/)
「鉄道駅」を中心とした『交通施設』の設計・計画を中心に「公共施設・商業施設・教育施設」や、国内のみならず多くの海外鉄道プロジェクトにも参画しています。
「UDS株式会社」(https://www.uds-net.co.jp/)
事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」で都市を豊かにすることを目指し、国内外でまちづくりにつながる場の企画、設計、施設運営を手がけています。
4.コミッショニング
「NPO法人 建築設備コミッショニング協会」(http://www.bsca.or.jp/)
2004年に設立。建築設備の品質、省エネルギー性、環境保全性の向上を目指し、コミッショニングに関する技術者育成、調査研究や教育・普及活動、ならびにコミッショニング事業を通して社会貢献活動を行っています。
■リリース
https://www.tokyu.co.jp/company/news/list/Pid=post_347.html