脱炭素・循環型社会の貢献および地域に開かれた「サステナブルな地下駅 」を目指し実施している、田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第2弾として2023年5月にリニューアルに着手した桜新町駅において、地下駅構内での苔栽培による空気清浄化検証(以下、本検証)を行っています!
「Green UNDER GROUND」に含まれる「Green」には、田園都市線の路線カラーという意味だけでなく、「快適・安心」「スムーズ」「クリーン・サステナブル」「親しみが生まれる」「新しさがある」地下駅体験を目指す想いが込められています。
本検証は、大気から養分を吸収し、少ない照明で光合成が可能な苔の特性を活用し、田園都市線桜新町駅地下3階バックスペース内で苔の栽培実証検証を行うものです。苔の栽培が地下駅構内で実現することで、炭素固定化や設備を動かさない方法で構内空気を清浄化できる可能性を検証します。
緑が少ない地下空間への植生に挑みます。栽培に必要な潅水には、地下鉄道内の湧水を活用することで、下水道処理水量を削減します。
地下駅構内での空気清浄化を目的とした植物の栽培を行う本検証は全国初(※当社調べ)の取り組みで、鉄軌道事業におけるカーボンニュートラルに資するものとして、国土交通省「鉄道脱炭素施設等実装調査」に対する補助制度に採択されています。
▲設置状況写真(1枚目:投光中、2枚目:散水中)