Green UNDER GROUND第1弾である駒沢大学駅リニューアルは2024年夏頃の竣工を目指し、工事を進めています。
駒沢大学駅リニューアルの全体竣工まではもう少しお待ちいただくことになりますが、駒沢大学駅と直結する東口ビルは天井改修等工事の全ての工程を終え、ひと足先にグランドオープンしました。
駒沢大学駅のリニューアルコンセプトは「UNDER THE PARK」。
都立駒沢オリンピック公園の最寄り駅として公園に生えている木々のように駅全体を1本の木に見立て、駅の中は根っこ、地上出入口は地下から伸びる木の幹や繁る葉をイメージし、連続性のあるデザインを目指しています。
地上出入口は駅とまちを繋ぐゲートとして、駅へ入るときは「UNDER THE PARK」へと足を踏み入れたくなるようなワクワク感を、駅から出るときは明るく開放感を感じられる場所になれるようなデザインや機能を取り入れています。
デザインとして外壁は葉っぱの重なりを色の異なる4色の鋼板で表現し、葉の間から見え隠れする枝を木の窓枠で表現しています。また、駅出入口とドトールコーヒーショップの出入口にあたる1階天井部分では木の幹を柔らかく温かみのある木材の仕上げで表現しています。
▲ 駒沢大学駅 東口の天井
この天井の木材は東京都多摩地区で育った多摩産材を使用しています。
多摩産材を使用することでCO2の固定化や輸送エネルギーの削減など環境へ寄与するとともに、森林資源の循環を促進し持続的かつ健全な森林整備と林業振興に貢献しています。
また、駅とまちを繋ぐゲートとして必要不可欠の機能である案内サインは今回の工事で一新しました。
特に地下鉄は隣接するビルに埋もれ、駅の入口がわかりづらい、見つけづらいといった課題を抱えています。
そこで、各サインのデザインは盤面をぷっくりさせることで他のサインと差別化し、認識しやすく工夫するとともに、東急線沿線では初の設置となる電車や路線名をアイコン的に表現したロゴのみの看板を歩行者と対面する形で設置し、駅の場所を知らない方でも駅の場所を識別できるようなサイン計画としました。
駅とまちを繋ぐゲートの役割を果たすデザインや機能はこれだけではありません。
今回の工事に合わせてドトールコーヒーはエントランス壁面に駒沢大学駅を含む渋谷~二子玉川~自由が丘を結んだエリア「プラチナトライアングル」を抽象的に表現したコンセプトアートを設置しました。
人口増加率が高く、クリエイティブ層が集積するこのエリアの中心に位置する駒沢大学駅。トライアングル内の駒沢大学駅に当たる位置には植物や公園のモチーフが多く配置されており、細かい部分まで探してみてください。
アート横にはポスターボードを設置し、ドトールコーヒーショップや当社による地域情報発信の場として活用し、駅とまちをつなぐ地域情報発信の役割を担います。
▲ ドトールコーヒー エントランス壁面アート
駒沢大学駅リニューアル全体竣工まであと1年とちょっと。
東口ビルに続き、道路を挟んだ向かい側には西口には2つのビルもオープン予定。
駅の中だけでなく地上部分も着々と準備が進んでいます。
参考
1.駒沢大学駅東口サイン計画、デザイン監修
日本デザインセンター 色部デザイン研究所 (https://irobe.ndc.co.jp/)
1959年創業のデザイン製作会社。本質を見極め、可視化する「VISUALIZE」を掲げ、幅広い企画・デザインディレクション業務を手掛ける。
アートディレクター:色部 義昭 氏
デザイナー:藤谷 沙弥 氏
プロデューサー:森田 瑞穂 氏
2.エントランスアート製作
海道 建太 氏
広告、雑誌、壁面装飾等を中心にイラストレーターとして活躍。
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■Green UNDER GROUNDのサイトはこちら
https://ii.tokyu.co.jp/grows/gug